【海抜0mから富士山頂へ】富士登山、失敗しました | 30代投資初心者ランナーの備忘録

【海抜0mから富士山頂へ】富士登山、失敗しました

こんにちは、kentaです。

以前のブログでチャレンジがあると書いていましたが、やってきました。

富士登山。

先週の土曜日に大学4回以来10年ぶりに富士登山にチャレンジしてきました。
普通に登るのは面白くない。10年前に吉田口からのチャレンジで頂上まで行きました。
そして今回、チャレンジしたのは「海抜0mからの富士登山」です。

この11文字に込められるている、なかなかのアホさ具合。
田子の浦の港公園を出発し、目指すは42km(公称)先の富士山頂上。

その名も“ルート3776”

3776はもちろん、富士山の標高からとっている名前です。
富士市のHPでは3泊4日を前提に組んでいるコースですが、時間がないので1日で走破する計画をたてました。
→富士市のHPはこちら

結果から言いますと、吉田口8合目を少し越えた標高3,300m付近でリタイアしました。
今後、チャレンジされる方のため、来年の自分に向けて備忘録として残します。

準備編

今回のチャレンジに当り準備したもの。

■シューズ
asics:GEL-KAYANO25
→港公園をスタートし、富士山スカイライン旧料金所までの33km付近、全体の70%以上はロード。
そのため、トレイルランニング用シューズを履くとロードで足の筋肉にダメージが行くと判断しロード用のシューズを選択。
旧料金所からトレイル・富士宮口ルートに入っても、滑ることなく十二分に対応してくれました。まさにオールラウンダー。
ただメッシュアッパーのため、細かい砂がメッシュに入り込みすげー汚れました・・・。
■ウエア
Tシャツ・ハーフパンツ・ロングタイツ・ゴアテックス入りのウインドブレカー上下・ユニクロウルトラライトダウン
→予定では10時間前後で登頂をする予定であり、動き続けると判断し基本Tシャツにハーフパンツ・ロングタイツで。
ただ予想以上の湿気により、自分の汗による股ズレが発生。35km付近で歩くだけでも激痛。旧料金所から登山道に入った頃に脱ぐ。
防寒・雨対策にゴアテックスのウインドブレカー上下、さらに寒さ対策に昨年モデルのユニクロウルトラライトダウン。使用無し。
一応、Tシャツ・ハーフパンツの着替えも持って走りましたが、ウルトラライトダウン同様使わずに終わりました。
次回チャレンジする際は、ロングタイツをはかずにカーフタイツで対応予定。
■小物
キャップ・サングラス・ライト類
→暑さ対策にキャップ・富士山の砂ぼこり対策にサングラス。
深夜スタートのために、ヘッドライト・ハンドライトを用意。ヘッドライトは使わず、ハンドライトで対応。
夜間に登山道に入らないのであれば、ヘッドライトは入らないかも。ただ来年もお守り代わりに持っていきます。
次回帽子はハットを使用したいです。首の日焼けがひどい結果に。
■お金等
現金・クレジットカード・山岳保険証・スマホ
→13km付近に最後のコンビニ(セブン)、20km程度までは自動販売機があります。
このルート3776では入山料(1,000円。任意)を払わずに入山しますが、各登山口5合目に料金所があります。
また5合目からバスで下山する際にも、現金が必要です。富士宮口→富士駅で2,300円でした。
また小型タクシーであれば、10,000円前後かかるようです。

コース概要

詳しくは富士市のHPをご確認ください。
→コースマップはこちら

ザクッと説明すると、街中を抜けて5km付近~33km付近の富士山スカイラインまでは、延々とロードの登り坂。
びっくりするぐらい登りが続きます。それも歩くか歩かないか迷う絶妙な斜度で。
唯一21km~24km付近でアップダウンがありますが、下りは下山まで本当にここだけ。根性練習にもってこいです。
下記画像のように、まさに右肩上がりです。

そこからトレイル~登山道に入り、山頂を目指します。
トレイルに入って3kmほどは、気持ちよく走れるふわふわなトレイル。
富士山に近づくと少しずつ斜度がきつくなり、路面も土から砂利・石混じりの滑るものに変わってきます。
ルート通りに進んでいくと、富士宮口ルートの6合目と合流しそこからは富士宮口ルートを登ります。

ロードの区間は33kmで1450m上昇するので、平均斜度は4.4%。(フラットな街中を除くと、大体5%程度か)
ゆるく感じますが、荷物の重さや暑さで7分/kmが精一杯でした。これは予想以上でかなり凹みました。
トレイルに入ってからは、3kmほどの走れる区間は1kmにつき100m登るイメージ。
山が近くなり、斜度がきつくなりだすと1kmにつき200mに近づき、富士宮口ルートに入ると1kmで300mを超える登りに。

6月からちょっとずつランニングを再開し、8月にようやく本格復帰をした身体には厳しいコースレイアウトでした。
来年の再チャレンジまでにしっかりトレーニングを積んでいければ、もう少しましな走りができそうです。
このコースの近くに住んでいれば、ロード区間の往復だけでもかなりのトレーニングになりますね。いいなー、富士市のランナーは。

再チャレンジに向けての改善点

あっさりと失敗に終わった、海抜0mからの富士登山。
調べた情報と、今回感じた経験から再チャレンジに向けての改善すべき点は下記の通り。

①前日はしっかり寝る
→深夜2時スタートを目標としていたため(実際は2時45分)、23時前の東京駅発の深夜バスで移動しました。
移動時間は2時間弱しかないため、寝るにしては短すぎます。前もって昼寝等の対策が必要でした。
スタート1時間は寝不足からきているであろう、疲労感・倦怠感でリタイア寸前でした。
②補給をしっかり取る
→これは完璧に自分のミスです。
24日金曜日に普通の晩御飯を9時ごろにとって以降、固形物はスタート前に2つだけ。
ランニング中に補給したのも、ウイダー2本とジェル(ザバスピットインリキッド)を4本、ベスパプロ2本のみ。
こりゃ、どうみてもエネルギー不足です。本来であれば6合目でご飯を食べる予定でしたが、空腹を感じなかったためスルーしました。
アドレナリンか何かがでていて、麻痺していたのかもしれません。
③コインロッカーの把握ミス
今回はバス移動であったため、不要な荷物をコインロッカーに預ける必要がありました。
事前に新富士駅にロッカーがあることを調べていましたが、駅の営業時間を考えておりませんでした。
結果、1時過ぎに新富士駅に到着したら、当たり前ですが駅には入れずロッカーの使用は不可。
歩いて2km先の富士駅まで預けに行きました。往復4km、50分近いロスタイムで疲れました。
④股ズレ対策
→夜間といいながらも、8月の雨上がりの暑い・湿度の高い条件のなかロングタイツを着用し走ってしまったため股ズレが発生。
30km手前で既に痛みを伴っており、35kmほどでロングタイツを脱ぐ羽目になりました。
新しいパンツが合わなかったのか、ロングタイツがあかんかったのかは分かりませんが、次回はレースでもはきなれたパンツを使用します。
また、ワセリン等の肌を守る用意も必要だと痛感しました。
ハセツネや信越五岳でもロングタイツをはいて走っていますが、ノートラブルだったので注意を怠っていました。

大きくは以上の4点が改善必要だと感じました。
しっかし、④以外は自分の単純なミス・手際の悪さですね。反省です。

総括

富士山まで海から走っていこう!!と思いついてから実行まで1週間足らずと行き当たりばったり感のあった今回のチャレンジ。
また本格復帰してから間もないのに、自分の力を過信しすぎたのもリタイアの原因のひとつだと感じます。
水曜日に帰宅ランをするまでは20km程度しか走っていなかったのに、そりゃいきなりやればこんな結果ですよね。

ただ色々反省点の見つかったチャレンジだったので、ハセツネに向けていい洗い出しができました。
とりあえず自分には、まだまだ距離が足りていないし体重も重い。
ハセツネに向けてやることがいっぱいです。時間がたりない・・・。

今回唯一よかったと感じた点は、8合目でリタイアを決断できたこと。
これまでであれば、行けるところまで行ってやろうと、たぶん無茶をしていたと思います。
その結果、怪我無く無事に下山もできました。

富士山は逃げないので、来年もう一度チャレンジしやり遂げます!!

あ、普通に登山される方は各登山口5合目からの方が安全ですし、楽しいです。
どMで体力バカな人は、ぜひチャレンジしてみてください!!

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