Fun Trails 中止の経緯が発表されました | 30代投資初心者ランナーの備忘録

Fun Trails 中止の経緯が発表されました

こんにちはkentaです。

今日は御殿場のアウトレットに行ってきました。
朝方は雨が降っていましたが、アウトレット到着したら雨も止んでおりいい天気でした。
写真は、アウトレットの場外パーキングから撮った富士山です。

うん、やっぱり富士山は綺麗だ。
やっぱり山は素敵だなと、再確認しました。

Fun Trailsによる中止の経緯の発表

そんな中、昨日Fun TrailsさんのFacebookにFTR100・FT50の中止になった経緯が発表になりました。
2017 Fun Tails 50kはしってきました(当日の記録はこちらです)
一部を引用させていただきます。

〜前略〜
開催を重ねるに従い、レース運営の向上をめざし改善をしてまいりました。安全の確保をするため、出場条件を設け、必携装備品も厳しく設定しています。また、コースマークも数多くつけ、安全上必要な箇所にはスタッフを配置しました。それでも、今回の事故は起こってしまいました。
事故発生時、目撃者からの連絡が複数入ったため、「滑落した選手は2名」という情報がありました。事実関係の確認をしながら、警察や消防との連携の必要もあり、急きょ事故対策本部を設置し、要救助者の捜索にあたることになりました。そのため、大会運営本部の中心メンバーのほとんどが事故対策本部にまわることになり、本来のレース運営にあたる人員が少なくなってしまいました。それでも、ギリギリの状態で運営は回っており、「要救助者が無事に発見され、搬送が完了したら大会の運営を続けれるのでは」という考えがありました。しかし、実際はそうはならず、最悪の事態となってしまいました。
もし、この状況でさらなる事故が発生した場合、大会の安全管理体制を維持できなくなることは明らかでした。また、11月18日(土)の夕方からは、寒気が南下して気温が下がるという予報があり、低体温症のリスク、また、それに伴う事故の発生も予想されました。中止の判断が遅くなり、暗くなった場合、更なるリスクも考えられました。そのため、選手に明るいうちに安全に下山していただくことが最優先事項でした。選手の皆様の安全を最優先に考え、救護本部数名と協議し、その意見をもとに最終的に実行委員長である奥宮が中止を決定しました。
〜中略〜
このたびの事故により亡くなられた方は、当レースが開催される山域が大好きで、当レースに出場することを楽しみにしていたそうです。このような結果になってしまい、本当に残念で悔しくてなりません。しかし、この事を無駄にしてはいけないと強く思っています。事故の原因を検証し、安全対策に対しても万全であったかを再検討し、レース中に二度とこのような事故が起こらないようにしていかなければと思っています。また、この事故を日本全国のトレイルレースの主催者様と共有し、日本のトレイルレースの今後につなげたいと考えております。
事故に関する詳細につきましては、事実関係を調べた上で改めて事故報告書にて報告いたします。

亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、ご遺族様へお悔やみを申し上げます。

大会実行委員長 
奥宮俊祐
引用元:Fyn Tails100k Facebookより
https://www.facebook.com/FTR100FT50/

大会実行委員長でおられる、奥宮選手の葛藤や周りに対する気遣い、トレイルランニングの未来を案じる気持ち、そしてお亡くなりになられた選手はじめご家族にたいする配慮などたくさんの「気持ち」が込められた文章だと思います。

大会運営する側を知らない自分が思う以上に、非常に困難な大会運営だったのではないでしょうか。
多くない人数で、これだけ素晴らしいイベントを作り上げていただいたことに感謝するしかありません。

悲しい事故が起きてしまった真実は消しようがありませんが、自分には奥宮選手をはじめ、大会の関係者の皆さまに対して否定的な気持ちを持つことはできません。
できる対策を全てしていただいて、上での悲しすぎる事故だと自分は考えております。

亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、ご遺族様へお悔やみを申し上げます。

秩父市の対応

そして本日、秩父市からもこの事件について発表がありました。

 秩父市の久喜邦康市長は二十二日の定例記者会見で、十八日のトレイルラン大会で参加者が死亡した事故を受け、次回以降大会を後援しない方針を明らかにした。
久喜市長は「事故があったことは翌日の新聞紙上で知った。大会の二日後に主催者側から状況の説明を受けた」と明らかにし、報告が遅れたことを問題視した。その上で「死亡事故はあってはならない」とし、今後大会にはかかわらないことを決めた。
事故があったのは、秩父市や飯能市などの山岳地帯約百キロを走るレース。東京都内の男性(54)が大持山に向かう途中、バランスを崩し、崖下約百メートルに滑落、頭を打って死亡した。
主催者は民間のスポーツ大会企画団体「ファントレイルズ」で、トレイルランの第一人者が中心となって運営している。秩父市は一昨年から同大会を後援していた。
(出来田敬司)
引用元:東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/list/201711/CK2017112302000144.html

非常に残念ながら、今後はトレイルランニングの大会の後援はしないとのことです。
いちトレイルランニングを楽しむ人間としては、非常に残念な判断だと思います。

確かにこの様な残念な結果になってしまった手前、何かしらの判断は下さないといけない。
久喜市長が「死亡事故はあってはならない」とおっしゃるのは当然であります。
また、報告が遅れたことを問題視したとおっしゃられるのもわかります。

ただ、奥宮選手は「事実関係を調べた上で改めて事故報告書にて報告」と発言されている以上、
市としての対応を事故報告書確認後に対応を発表してもよかったのではないかとも思います。

トレイルランニングという競技の性質上、大会が行われるのは都市部とは離れた場所になってしまいます。
個人的にはトレイルランニングはその地元を盛り上げようという、ある意味町おこし的な側面もあるのではないかと思っております。

その様なイベントで、事故が起きたからといって早急に後援しないと発表するのは少し「?」がつきます。
行政という非常にデリケートな部分に素人が口を挟むべきではないのでしょうが、市側ももう少し歩みよりをみせていただきたかったというのが本心です。

自分になにができるか

このレースを終えて、SNS上でたくさんの方の意見を見かけました。
同意できるものやできないもの、さすがだなと思うものまでたくさんありました。

その中でも「批判をする前に自分が動かないと」との書き込みをみて、その通りだなと。

外野で批判するのは簡単で誰だってできる。
批判することにより、やってやったという薄っぺらい自己満足にもなるでしょう。
でもそれだけじゃなにも変わらないし、進みもしない。

決めた。来年は運営側でなにかしらボランティアする。

自分にできることは本当に小さいことだし、何も変わらないかもしれません。
もちろん選手としても競技は続ける(予定)し、全てはできない。
でも、少しでもトレイルランニングの未来にお手伝いができるかもしれない。

それこそ、薄っぺらい自己満足だと思われるかもしれませんが、今は止まっていいと思えない。
少しでもいい方に変わる可能性があるなら、動きたい。

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